マタイ23章  「パリサイを人ぶっとばせ」

1、1~12節 パリサイ人の行いはまねるな
2、13~15節 パリサイ人は偽善者
3、16~22節 パリサイ人の詭弁
4、23~27節 外は飾るが内側はおそまつなパリサイ人
5、28~36節 先祖同様に主の預言者を迫害するパリサイ人
6、37~39節 エルサレムに対する主の嘆き


 セレウコス王朝がユダヤを支配した後、ハスモン(マカベア)家による独立戦争が起こり、ユダヤ人は念願の自治権を回復。この頃(紀元前160年ごろ)中産・下層階級の手工業者の間で律法を熱心に勉強する人々が登場。祭司階級による宗教指導が一般化していた当時新たな勢力として台頭し後にパリサイ人となった。祭司のように世襲制ではなく、個人の学識が評価され、神殿ではなく各地の会堂や学校で民衆を指導した。厳格な律法主義が特徴で、聖書の律法だけでなく先祖の口伝を重んじ、律法を守るためその周囲に垣根を巡らす方策を採用した。また、儀式的きよめを重視し、きよめの儀式律法に従わない者を「地の民」と呼び軽蔑した。主イエスの時代に、パリサイ人は、祭司階級のサドカイ派と共に律法学者の二大勢力を形成していた。

1、学校や会社のルールで「こんな規則は愚かだ」「おかしな伝統だ」と思った事がありますか。


2、パリサイ人の問題点は何ですか。
①(3~7節)


②(13~15節)


③(16~22節)


④(23~28節)


⑤(29~36節)


3、誰もパリサイ的傾向があります。あなたのパリサイ度はどの程度ですか。1~10のスケールででいうと。
 0、パリサイ的でない  5、多少ある  10、かなり律法的


4、なぜ私たち人間は律法的になるのでしょう。真面目な人がクリスチャンになると、自分の努力や真面目さや道徳としての信仰生活を送る傾向があるのはなぜでしょう。



5、ガラテヤ2:15~21を読みましょう。パウロはパリサイ派の律法学者でした。主イエスと出会ってから、人は律法によって救われるのではなく、恵みによると確信しました。ガラテヤ教会が律法主義に傾いた時、「ああ愚かなガラテヤ人」(3:1)とパウロは強烈に批判しました。普段は柔和な主イエスがパリサイ人に対しては非常に厳しい口調になるのはなぜでしょう。



6、パリサイ人と異なる生き方、主イエスの生き方とはどんなものですか。どんな点を具体的に気をつければ、非パリサイ的な人生が送れますか。