ヨナ書 1章

<はじめに>
 神の言葉を民衆に語るのが通常の預言者の働き。預言者ヨナの場合は、特殊。自分が経験したこと自体が他の人へのメッセージとなった。
 第2列王記14:25にヨナについての記述がある。ヤロブアム王が領土を広げるとヨナが預言していた。ヤロブアム2世が北王国イスラエルを治めたのは紀元前786~746年。ヨナもその頃活躍したと思われる。北イスラエルのナザレ北東5キロにあった町、ガテ・ヘフェルの出身。
 アッシリアは、イスラエル王国やユダを侵略する敵国であり、当時は巨大な帝国で、首都はニネベ。ニネベは現在のイラクの首都バクダッドからチグリス川を北西に上った場所にあった。紀元前926年に南北に分裂したソロモンの王国のうち、北王国は紀元前721年アッシリアに滅ぼされる。
 主イエスはマタイ12:39~41でヨナの物語が史実であると言及している。


◎あなたは、誰かに派手に逆らったことがありますか。


1、ヨナは主の言葉を聞いて、どこへ、なぜ、出かけましたか。(2~3節)タルシシュとニネベを地図で確認しましょう。


2、あなたの人生で「主の御顔を避け」た経験がありますか。今は、どうですか。


4、「主が大風を海に吹きつけたので」(4節)とあります。なぜ神はそうされたのですか。あなたの人生に同様な嵐がありますか。


5、(8~10節)船員たちは、ヨナがどんな人物で何をしているのか知っていましたか。


6、船員や船長とヨナの姿を比較しましょう。(5、10節)(6、10、11、13、14節)


7、ヨナは、嵐の原因が何だと自覚していましたか。(12節)



8、ヨナは、海に投げ込まれました。どんな心境だったのでしょう。そして、ヨナはどうなったのですか。


9、神はなぜ、ヨナを選ばれたのでしょう。


10、神はなぜ、あなたを選ばれたのでしょう。